近年の畜産事情はB.S.E、口蹄疫、鳥インフルエンザ、サルモネラ菌汚染等、過去に考えられなかった状況が発生致しています。飼料におきましても日本の食糧事情と同様で、すべて海外に依存し飼料の中心のトウモロコシも安全に疑問が残りながらも遺伝子操作をしたトウモロコシが主体になっているのが実情です。また、抗菌性物質や抗菌剤、各種添加剤も日本は世界最大の使用量です。狭い面積の中に大量に飼育し、本当に食の安全が守られているのか疑問を感じる近年の畜産事情です。
そのような状況の中で生産物が、どのような場所でどのように生産しているのか生産履歴（トレーサビリティー）の考えが普及し、ポジティブリスト制度（畜産物を含む商品への農薬等の残留基準値）も導入されました。
どんぐり農園では、消費者の方に口にしていただくどんな食物でも、安全なものであることが当たり前であると考え、生産物への安心と安全を様々な方法で確認し、皆様にお伝えします。
私どもは岡山県北部の山間地、剣豪・宮本武蔵の生誕地の近くで60年以上に亘り、養鶏と農業を営んでおります。日本の鶏は約95%は外国鶏ですが、私どもは「安心・安全・おいしさ」にこだわって"国産鶏もみじ（登録名称）"を飼育しております。日本鶏は外国鶏と比べて採卵成績は落ちますが、強健で病気に強い鶏です。国産鶏もみじを平飼い(鶏舎の中で放し飼い)とケージ飼い（全網の中で1羽ずつ飼育）の2種類の飼育方法で卵を生産しております。
いずれの鶏も飼料は厳選し、添加剤や薬類は一切使用しません。配合飼料のうち7割を占めているトウモロコシもポストハーベストフリー（農薬未使用）、NON GMO（遺伝子操作をしていない）を使用しています。また、私共の田で取れましたお米を飼料米としてトウモロコシの変わりに20％与えています。そのほかに木と炭の微粉末、カプサイシン（唐辛子）、ガーリックで免疫力を高め、健康な鶏を育てています。
ウッディライフでは平飼い（鶏舎の中で放し飼い）とケージ飼い（全網の中で1羽ずつ飼育）の２つの方法で鶏を飼育しています。